HR Blog
今月の初めから日本に1か月間帰省しています。
今回の1ヶ月の間には、タイにいるお客様に向けてオンラインで納品する研修のマネジメントや、自分が日本にいるお客様に向けてオンラインで納品するプロジェクトがあります。
このような形で働ける環境とそれをサポートくださっている会社やチームのメンバー、お客様への感謝はもちろんなのですが、それに加えて今回感じていることがあります。
それは、”働く”ということに関しては本当に(業種や職種にもよりますが)社内も社外もオンライン化が進むことで「どこで働くか」の意義が変わった、ということです。
今までは「どこで働くか」はそのまま「そこで働く」とほぼ同義でした。(タイで働くのは、タイで働く、ということ)
ただ、今回完全にオンラインで、日本から、フルタイムのコミットで、タイにある会社の業務をする、ということが可能となっています。
つまり「どこで働くか」が「そこで働く」ということとイコールではなくなっています。
だとすると、地理的に「どこで働くか」の持つ意味は何か。
今回感じたのは「誰と時間を過ごすか」ということを決める、という側面です。
今回は日本に一時帰国する中で、実家で寝起きしているので、もちろん毎日両親と顔を合わせ、食事をし、会話をしています。
そして自宅隔離後は日本に住む友人と会ったりもする予定です。
もちろん今はどこからでも仕事ができるということと同じように、だれとでも オンラインで会うことが可能な時代ではあります。
ただ、今回近くにいることで会うハードルや労力が少なくなることは多分にある、とも気付きました。
すると、どのような人とたくさん時間を過ごすことになるか、は住む場所によって規定される部分がかなりあるのではないでしょうか。
「仕事」によって住む場所を制限されることがますます少なくなっていく中で、「誰と時間を過ごすことが増えるのか、あるいは増やしたいのか」という観点で住む場所を選ぶという考え方は一つの可能性としてこれから増えていくのではないか、と考えています。
また、その意味では、今住んでいる場所で、ともすると同じような人と会っているということも、「あくまで今住んでいる場所だからたくさんともに過ごせているだけかもしれない」、あるいは「今周りにいる人と時間を過ごすことを選んでいる」と考えると、”今”の身近な人とのかかわりもまた違ったものになるかもしれない、と感じました。
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