HR Blog
少し前の話になりますが、 4月に日本に帰省していました。
その後5月にタイに戻ったのですが、タイに入る際は14日間ホテルにて強制的に隔離されます。
今回はその時に感じたことについて書いてみたいと思います。
ホテルでの生活は、外で体を動かすことができないということ以外は快適でしたが、その中でも特に印象に残ったのが食事でした。
僕の隔離ホテルでは次の日の朝・昼・晩の3食について、それぞれ4つある選択肢の中から選んでホテルの従業員の方にLineでオーダーをする、という仕組みでした。
そうすると翌日、それぞれの時間に選んだメニューが部屋の前に置かれている、という形です。

(写真1:朝昼晩それぞれ4つのチョイスから選びます)
さて、この ”前日に選んでおいたメニューが翌日の朝昼晩に届けられる” という仕組みですが、僕はとても忘れっぽいため、毎日3回食事を受け取るために扉を開ける時には、毎回 “前日にこの食事のために何を選んだか” ということをきれいさっぱり忘れていました。
結果として、ドアを開けるたびに「おお!なんかおいしそうなものが来たな! 」「おお、こんないいものが食べれるんか!」と毎回感動していました 笑
これは考えてみれば(考えるまでもなく?)当たり前で、届けられる食事はすべて前日の自分が「これはおいしそう」「これを食べたい」ということで選んでいるものなので、翌日に届けられる食事は常に僕にとって”おいしそう” なもののはずです。
言い換えると、隔離期間中毎日の食事を、ドアを開けたときに「おいしそう!」と思えたのは、その前日に自分自身が「何がおいしいかなー?」と思って選んでいるから。
そのような形で選んでいる以上、その選択自体を覚えていなかったとしても、翌日扉を開けた際は毎回「おいしそう!」になるということです。

(写真2:前日に選んだメニューが届けられます)
僕たちは日々の生活を送るうえで、意識的・無意識的に様々な “選択” をしています。
そして、その過去の選択の結果が、(時には自分が下した選択を忘れてしまったようなタイミングで)日々目の前に現れてきている、という見方もできるかもしれません。
そういう意味では、日々の生活の中で「いつもこうやから」であるとか、「周りが○○と言っているから」という選択ではなく、「自分が好きなこと」「自分がワクワクすること」「自分が大事にしたいこと」をベースにした選択をすることが、将来の「やったー!ラッキー!」に繋がっていくのかもしれないな、と思いました。
ただ、実は隔離中毎回「おいしそう!」という基準だけで選ぶのもつまらないので、時々自分に意地悪をして(?)、普通だったら選ばないようなメニューを敢えてオーダーしてみる、ということもしていました笑
(ベジタリアンメニューを頼んでみる、等々)
そうすると、またそれはそれで新しい発見があったので(「ベジタリアンメニューもおいしい!」)、 時には敢えて変わった選択をしてみるとそこから拡がる世界もあるのかもしれません。
皆さんにとっての日々の “おいしそう” にあたる選択の基準は何でしょうか?
今日はどんな “おいしそう” なもの(あるいは敢えて”おいしくなさそうなもの”)、選びましたか?
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