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新年の目標を立てるときに気を付けたいこと

20 12月.2021

2021年も終わろうとしています。この時期になると新年の目標を立てる人も多いと思いますが、どれくらいの人が、その目標を達成できているでしょうか。

 

目標の未達成が連続すると、「目標を達成できていないこと」にだんだん慣れてしまったり、また年始に目標を立てる人はだいたい真面目な人ですから、目標の未達成を心の中で引きずった結果、自己への信頼感が下がる(=自信が無くなる)、という逆効果もあったりします。

 

私自身もご多分に漏れず、20代から目標設定と目標の達成・不達成を繰り返す中で、目標設定について色々気を付けるポイントを定めるようにしてきました。それぞれちょっとした工夫ですが、何かの参考になるかもしれないので以下に記しておきます。

 

① 過去の成功・失敗パターンを良く分析する

人のビヘイビア(振る舞い)には得意・不得意があります。それをよく理解して目標を設定することです。

 

例えば私はコツコツ継続するのは苦手で、短期集中で一気にやる方が得意です。なので、「筋トレを1日10分毎日やる」みたいな継続系の目標は、長く続いたためしがありません。

 

にもかかわらず、20代の頃は「今年の目標は腹筋1日20回だ!」とか年初に設定して悦に入っていたこともありました。それらはやはり上手くいきませんでした。そのパターンに気づいたのでそういう目標はもうやめて、代わりに昨年は短期集中型のジムに通って、ある程度のダイエットに成功しました。

 

人間のモチベーションが上下するパターンはそんなに大きく変わりません。どういうスタイルならうまくいくのか、過去の成功・失敗パターンをよく分析しましょう。そのうえで、過去の成功パターンの中にある要因を取り出し、うまくコピーしましょう。

 

②「何を減らすか」も必ず書く

目標を設定し始めると、どうしてもあれもこれも・・と「増やす」方向に行きがちです。でも、「増やす」ことを決めたら必ず「減らす」事をセットで決めないといけません。

 

今年決めた目標の多くは、昨年もできればやりたかったことなのではないでしょうか。それであれば、「なぜそれが出来なかったのか?」を自分に問いかけて、出来るためのリソースをちゃんと用意しておかないといけません。最大のリソースは時間です。とかく忙しい世の中ですから、何かをやめて時間を空けないと、新しいことを始めるのは難しいのではないでしょうか。

 

特に時間を大きくとられるのは、人付き合いに取られる時間と、受動的なネットサーフィンの2つでは無いでしょうか。

 

適度な人付き合いは必要ですが、一方でやりたいことを実現するためには「自分との時間」を確保することが最優先事項になります。飲み会に行く回数を決めるなどして自分の時間を確保しないと、新たなタスクを追加してもその達成は望めません。

 

また、FacebookやInstagramをダラダラ見てしまったりするのも時間泥棒の最たるものです。これは思い立った時にアプリを削除してしまうのが最も効果的です。もしSNSが自分にとっての難敵であれば、年始の決意が固いうちにアンインストールしてしまうのが良いです。意外とすっきりして、時間と脳のメモリが空くことに気づくでしょう。

 

③ 確実に達成できる目標をできるだけ入れる

最後ですが、目標は簡単であれば簡単なほど良いです。

普段の会社の経営目標や営業目標などであれば、簡単すぎる目標ばかりを達成するだけではダメ(会社が成長しない)ですが、個人的な「新年の抱負」の類であれば、こちらは簡単であることのメリットの方が多いと思います。

 

簡単な目標を達成することで、自分への信頼度が上がります。プロジェクトでもよく「スモールサクセス」と言いますが、小さな成功を初期のうちに作るのは成功プロジェクトの基本です。簡単なものをどんどん達成して自信と勢いをつけましょう。

 

達成してしまったら、また新たな目標を追加すればよいだけです。そうやって、目標はどんどん更新されていくくらいの方が望ましいと思います。全体として、あまり壮大に風呂敷を広げすぎるよりも、「これくらいなら簡単にできそうだな」くらいでスタートした方がうまくいくことが多いのではないでしょうか。

 

以上、今から年末の間に目標を立てる人も多いかもしれませんが、もし宜しければ参考にしてみてください。

 

 

Photo by Estée Janssens on Unsplash