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【事例紹介】Team Retreat Workshop for Personnel Consultant

17 10月.2024

「チームワーク」という言葉を聞くと、多くの人が、チームメンバーが協力し合い、助け合いながら共通の目標に向かって進む姿を思い浮かべるでしょう。しかし、どれだけ協力しても、期待していた成果が得られないことがあります。そんな時に、「なぜうまくいかなかったのか?」や「チームワークは、ただ支え合う以上の何かをもたらすはずではないか?」と考えることもあるのではないでしょうか。

2024年5月、アジアン・アイデンティティは、人材紹介会社パーソネルコンサルタント社向けに「チーム・リトリート」をテーマとしたワークショップを実施しました。このワークショップの目的は、日常業務から一時的に離れ(リトリート)、チームの現状を深く理解し、目標達成に向けた効果的なチームワークを育むことでした。

ワークショップでは、様々なアクティビティを通して、参加者が自分自身の行動を振り返り、そこから得た気づきや洞察を共有し合いました。また、今後の業務改善に向けたディスカッションも行いました。

まず、チーム内で意見交換を行い、現状の業務プロセスやチームの状態についてお互いの視点を共有しました。その後、ディスカッションや内省を通じて、リーダーシップ、コミュニケーション、チームへの関与、オーナーシップなど、チームワークに必要な要素とは何かを再確認しました。

次に、この認識を基に「グラウンドルール」を設定する活動を行い、「目標達成のためにどのように協力すべきか」や「業務において何を重視すべきか」といった具体的なガイドラインを策定しました。

VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)時代において、ビジネス環境は急速に変化します。そのため、一度決めたルールでは対応しきれないこともあります。ワークショップでは、参加者が実際の業務においてこの「グラウンドルール」を設定し、その後も継続的にルールを振り返り、業務に合わせて柔軟に調整していく方法も学びました。

参加者は、これらのプロセスを通じて「チームワーク」とは単に支え合うことではなく、各メンバーの役割や働き方を理解し、明確なガイドラインを設けて方向性を定め、チーム全体の力を最大化することであると気づきました。

その後、パーソネルコンサルタント社からは、各メンバーが最大限の力を発揮し、目標を達成したという喜ばしい報告をいただきました。