HR Blog
タイで組織・人事コンサルタントとして働いていますAsian Identityの藤岡です。
突然ですが、僕は出張の際によくひげそりを持っていくのを忘れます。
今回の東京出張も例にもれず持っていくのを忘れたので、仕方なく薬局に買いに行ったのですが、使い捨ての安いものを探しているとたまたまいわゆるl字カミソリというものが目に留まりました。(売っていたのは何のガードもカバーもない、ただ棒状の持ち手に鋭い剃刀の刃がついているだけのとてもシンプルなものです。)
値段が安かったということと好奇心でこれを購入して使ってみたのですが、全く使ったことがないので難しく、時間は普段の倍以上かかる上にあごや唇などいろいろなところを切ってしまいました。
ただ同時に、”毎日の面倒な作業” であるひげそりりが “切るか(剃るか?)切られるかの真剣勝負” になったことで、集中しながら角度や方向を考えることに楽しさを感じる自分もいました。
同じく「ひげを剃る」ということをしながらも、それを毎日の面倒な作業と感じることもできれば色々と考えて試す楽しい時間と感じることもできる、ということです。
さて、普段仕事をする上では多くの場合何らかの形で「目標」を設定してそれに向かって仕事を進めていくことが多いかと思います。
そして通常はその目標にいかに効率的にたどり着くかを考え、それをアクションプランとして実施をしていくのではないでしょうか。
実際に僕も仕事において目標を毎回設定しますし、その目標を達成するために必要なアクションを考え、計画に落としていきます。
例えば、目標が「プロジェクトを受注する」であれば、「既存のお客様からの継続受注なのか、新規受注なのか」「継続の場合の営業先はどこがターゲットになるか」「新規の場合のターゲットはどのような企業か」と考えていき、最終的には「A社と〇月中にミーティングを設定する」「まずはテレアポ〇〇件!」のように計画を作っていくイメージです。
ただ、当然ではありますがその目標を達成するための道筋は一つではありません。
もしかすると「プロジェクトを受注する」という目標を達成するためには「できるだけたくさん飲み会に参加する」だったり、「誘われてゴルフに行ってみる」というアクションがプロジェクト受注につながることもあるかもしれません。
同じ「ひげを剃る」という目標を達成するためには、電気シェーバーを使ったり高機能の刃がたくさんあるカミソリを使うという手もあれば、今回僕が(意図せずして使った)シンプルで扱いが難しいカミソリを使うという手もあります。
単に効率だけを見るともちろん電気シェーバーを使ったり高機能のカミソリを使った方が効率的に「ひげを剃る」という目標を達成できるかもしれません。
でも、それだと少なくとも僕にとってはひげそりはあくまで毎日の面倒な作業のままだったでしょう。
時には、目標達成のために必要な ”一番効率的な方法” だけでなく “自分が楽しいと思える方法” という視点でも考えてみると、中長期的に自身にとってプラスとなるような今までにないアクションプランが出てくることもあるかもしれません。
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