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タイで組織・人事コンサルタントとして働いていますAsian Identityの藤岡です。
さて、弊社の社名にも入っているIdentityという言葉ですが、これは難しい日本語訳だと「同一性」簡単に説明すると「○○らしさ」といったような意味になります。(藤岡諒のIdentity=藤岡諒らしさ、A社のIdentity=A社らしさ、といったイメージですね。)
さて、そんなみなさんの「Identity」ないしは「自分らしさ」にはどういったものがあるでしょうか?
それぞれの人のIdentityは様々な要素で形成されます。
生まれ持った諸々の特性、育てられた環境、人生の中で経験したよい出来事や悪い出来事…。
こういったものが絡み合ってその人らしさというものが創り上げられていきます。
ただこのIdenity、自分のことだから簡単に自分で分かるかと言われると、それほど単純なものでもありません。
というのも、私たちには「自分で気付いている自分」と「無意識に表れている自分」がいるからです。
下の図はジョハリの窓と呼ばれるマトリクスで、”自分で気付いている情報” と “周囲の人が気付いている情報” の組み合わせを図示したものです。先ほどの「無意識に表れている自分」はこの図でいうところの”気づかない窓”、つまり”自分は気付いていないが周囲の人には見えている自分”にあたります。
例えば、”仕事がうまく回っていないときに焦って険しい表情をしてしまっている自分”などは、周りの人からは一目でわかりますが自分自身では険しい表情になっていることになかなか気づかないものです。

さて、自身のIdentityをより明確に理解するためには、できるだけこの「無意識に表れている自分」も把握しておきたいですが、そのためにはどうすればよいでしょうか。
一番簡単な方法は周りの人から自分がどう見えているかを教えてもらう(フィードバックをもらう)ということです。
友達や上司同僚と話す際に、プライベートや仕事の報告ももちろんですがあわせて「今の自分がどう見えているか」も教えてもらうイメージでしょうか。
かくいう僕も先月一足先に帰省した際に、下に示したようなお手製のワークシート(?)を作って両親に書いてもらいました。(急にこんなめんどくさいシートを渡したのにきちんと答えてくれた両親には感謝です…)

実は祖父母にも僕の両親について同じように書いてもらったのですが、”祖父母から見た僕の父親・母親” と ”僕の父親・母親から見た僕” の共通点の多さに驚き、両親とは長い時間を共に過ごしてきましたがそれでもまだまだ気付かなかった共通点があったというのはとても新鮮な思いでした。
これからの年末年始の時期は忘年会・新年会があったり、帰省したりと普段様々な人と会うことが特に増える時期かと思います。ワークシートを作って両親に記入してもらう必要まではないと思いますが、せっかくの機会なので色々な人の視点からすると自分がどのように見えるのかを聞いてみると自分で気付いていなっかった自分を発見できて楽しいかもしれません。
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