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日本人としてタイで生活するという事

18 10月.2019

Asian Identityの國井です。私は現在休学中の大学4年生です。Asian Identityにはインターンとして所属しております。私は昨年からカセサート大学に一年間の交換留学しており、タイや東南アジアへ関心を持つようになりました。

 

今や、タイで生活している日本人は推定10万人にのぼると言われており、日本人コミュニティが至る所で確立されています。日本食レストランを見かけない日は無く、あたかも日本にいるかのように感じさせられます。

僕が留学していたカセサート大学経営学部では日本語もしくはフランス語が選択必修科目となっておりました。日本の映画、漫画やアニメファンも多く、親日国と呼ばれるタイは日本人が住みやすい国と言えるでしょう。

良くも悪くも、我々日本人はタイで生活する上でタイ人と最低限の関わりを持つだけで生活を送る事が可能になってきているのです。

 

私は以前、ある出来事に遭遇しました。タイ人の友人とチェンマイに旅行に行った時の話です。

友人と街中をドライブしていると、見知らぬ老人が話しかけてきました。彼女はすこし離れた場所に用事があったのですが、道が分からなくなってしまったと助けを求めてきました。我々もローカルには詳しく無かったのですが、友人は二つ返事で行き先を尋ね目的地まで送ってあげると言いました。

私は友人に見知らぬ人を車に乗せる事に抵抗はないのかと聞くと、目上の人が助けを求めていたらそれに答えるのが若者の役目だと言っていました。

 

タイは厳戒な仏教徒であり、家族や友人、目上の人を敬う事がとても大切されています。日本でも、目上の人を敬う事は大切にされてはいるものの、タイに比べると注力していないと言わざるを得ないでしょう。

よく日本では、電車の優先席を譲る譲らない問題について議論されています。優先席に座った若者が、目の前に老人がいるのにも関わらず、我が物顔でスマホをいじっているなんて事はよく見かけます。タイではどうでしょうか。若者が積極的に席を譲りあう光景は珍しくありません。私は、これらの背景に文化的な違いがあると思っています。

 

チェンマイでの出来事は、文化の違いから新たな学びや大切な事を再確認させてくれた出来事として私の中で強く印象に残っています。また、異国で生活する醍醐味だとも思います。

 

文化的な違いを感じる為には、日々の生活で出来るだけ多くの時間を共にし、コミュニケーションを図る事が重要だと思います。

対話の時間を作る事、ご飯を共にする事、休日一緒に出かけるなど方法は色々あるかと思います。

そこで、偶然出会った経験が自分を成長させてくれるかもしれません。

 

私は海外で生活するというチャンスを頂いているので、出来るだけ多くの機会に触れ、学ぶことで自分自身を成長させていく事をここに宣言します。それと同時に、タイという国で我々外国人が住まわせて頂いているという事に感謝を忘れず、日々過ごしていきたいと思います。

 

 

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