HR Blog
タイはソフトロックダウンが続いており、子供の学校がなかなかオープンしないなど不便な状況が続いています。我が家の子供たちが通っている学校も先日まではオンライン授業だったのですが、それも終了して長い夏休みに入ってしまいました。
ずっと自宅で面倒を見るのも大変なので、仕方なく時々私のオフィスに子供を連れて行って勉強をさせることにしました。今、弊社はリモートワークをしているので基本的には出社しているスタッフはほとんどいません。
最初は子供たち嫌がるかな、、、と思っていたのですが、連れて行ってみるとびっくりするほど楽しそうでした。
そもそも高層のオフィスビルに登るのが楽しい。
会社のセキュリティゲートがどういう仕組みでコントロールされてるのかを知りたがる。
指紋認証のシステムを何とかして開けられないかいじりまくる。
プロジェクターの大スクリーンに画面を映して楽しむ。
何なら、シュレッダーで1時間くらい遊べる。
などなど。とにかく、親からしたら当たり前のように毎日触れているものが、子供にとってはすべて新しく感じるわけです。結局、子供にとってはテーマパークのように感じられるようで、「毎日来たい!」と言うようになりました。
道中でも「パパはなんで会社を始めたの?」「この先会社をどうして行こうと思ってるの?」と答えに窮するような非常に鋭い問いが飛んでくるので、私にとってもよい内省の機会となっています(笑)
・・・それにしても改めて気づくのは、子供というのは大人の世界に触れられるだけでワクワクするものだということです。そして、そのような視点は意外と大人が見落としがちです。
子供たちに職業体験をしてもらうテーマパーク「キッザニア」という施設があります。以前、なぜあれほど子供たちの心を掴むのかについて知る機会がありました。
行ったことがある人だとわかるのですが、キッザニアの中は「ずっと夜」の時間の演出になっています。
なぜならば、小学生くらいの子供にとっては「夜=大人の時間」だからで、それが非日常感を駆り立てるのだそうです。言われてみれば確かにそうですが、そういう風に考えたことが無かったので「なるほど!」と思わされました。
我が家の子供たちも時々「今日、夜更かししていい?」と聞いてきます。起きて何をするのかと聞くと「起きているだけで楽しい」と。大人からすると「そ、そう?」と思いますが、小学生にとっては、大人の時間に自分たちが踏み込むことが、ワクワクするような体験なのだと思います。
そんな話を友人としていたら、「わかります。親はアスレチックとか連れていきたいと思っていても、子供は公園でサッカーする方が楽しいと思っているんですよね」と共感してもらいました。
「おとなが考える楽しさと、子供の考える楽しさは違う」。
これはついつい大人が忘れがちな視点だと思いますし、更に言うと大人同士の関係においても通じる部分が多々あるかもしれません。
自分が持っているものの見方が相手と同じとは限らないし、またそれらは常に変化しうる。そう考えながら、相手の立場を常に想像できる人間でありたいなと思いました。
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Photo by anika-huizinga on Unsplash
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